当院のリハビリテーション科には5名のスタッフがおり、病気・けが・障害などによって身体および精神機能が低下した状態にある患者さんに対し、機能の維持・改善を目的にサービスを提供しています。

リハビリ訓練の際、必要に応じて、「マッサージ」「筋力向上訓練」「感覚入力訓練」などを組み合わせて実施し、その人らしい生活機能の再獲得を目指しています。

藤沢地域で暮らしている方々が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられることの支援を第一に考えて活動しております。

基本的な運動能力の回復を支援する専門職です。
具体的には「歩く」「立つ」「座る」など日常生活活動の元となる基本的な動きの中の問題を探し、その方に即した内容でリハビリを行います。

身体や精神に障害のある方に、主にその応用的な動作能力又は社会的な適応能力の回復を支援する専門職です。

具体的には「着替える」「トイレ動作」「料理をする」「入浴」など、その方に即した内容で作業活動を通じてリハビリを行います。

言語障害や嚥下障害のある方に、その機能の回復を支援する専門職です。
具体的には、「声が出しにくい」「言語を理解表出できない」「食べ物を飲み込めない」などの原因を検査や評価を通して明らかにし、その方に即した内容での練習や飲み込みに適した姿勢の指導、食事形態の助言などのリハビリを行います。

整形外科疾患や脳血管疾患の患者さんを中心に、医師の判断でリハビリ適応がある方にリハビリを行います。

• 主な整形外科疾患：肩関節周囲炎、変形性膝関節症、外傷（骨折・脱臼・靭帯損傷・腱損傷）など
• 主な脳血管疾患：急性発症した脳梗塞、パーキンソン病等の進行性神経病変など

1. 当院の外来受診
2. 医師の判断でリハビリ適応のある方にリハビリ処方
3. セラピストによるリハビリ開始

注意点

＊外来リハビリのご利用は当院に主治医がいる方に限ります。

＊当院の主治医の指示の下、リハビリテーションを実施します。

＊制度上、疾患名や実施できる期限が定められていますので、診断名や経過によってリハビリ実施が困難な場合があります。

当院では、地域包括ケア病床にいる患者さんに適したリハビリを提供しています。

対象となる方：

1. 急性期治療（骨折手術後や脳梗塞、肺炎等の治療）が終わり、症状が改善したが身体機能面の低下により、すぐに退院するには不安がある方
2. 在宅・施設で介護を受けられている方の軽～中等度の急性疾患及び医療の必然性が高い方
3. レスパイト目的で入院ご希望の方（患者さんのご家族が何らかの理由で一時的に看護や介護をすることができない場合）

なお、地域包括ケア病床は規定上最大60日の入院が上限となっており、その期限の中で患者様に適したリハビリテーションを提供いたします。

身体機能を回復させるとともに、退院先での生活を見据えて動作方法や環境設定などの提案や指導も行い、在宅復帰を目指します。

担当医師や看護師、リハビリテーションスタッフ、栄養士、ソーシャルワーカー、退院支援看護師など多職種でチームを組み、患者さんの退院支援をサポートさせていただきます。