インタビュー
リハビリテーション科

どうして今の仕事を選んだのですか?
Wさん:

小学校、中学校、高校時代と野球に打ち込む野球小僧でした。夢や希望を持って高校に進学した際に、すぐに肘を怪我するというアクシデントに見舞われることに。結局、手術をすることとなったのですが、そのときもう一度グラウンドで思い切り野球がしたいという私の気持ちに応えて、理学療法士の担当者さんがとても熱心にリハビリをしてくれました。この経験にとても感銘を受け、自分も怪我をして苦しんでいる人の役に立ちたいと思い、この道を進むこととなりました。

Oさん:

幼少期の頃、足が悪く、歩行器を使って歩いていた曽祖母がいたのですが、子供ながらにその曽祖母の力になりたいと毎日のように考えていました。そこで足が回復するお手伝いができる仕事はなにかと考えたときに、リハビリという仕事があるということを知りました。そのとき、曽祖母の足を治したいという思いを胸に、リハビリの専門家になろうと思ったのがこの仕事を選んだきっかけとなります。

山内病院に入ったきっかけは何ですか?
Wさん:

横浜市内にある急性期病院に6年間勤務をしました。ここでは病院内だけでなく、訪問看護ステーションでの訪問リハビリなども経験することができるなど、たくさんの実践を踏ませてもらいました。その一方で、プライベートでは家庭を持ち、子供ができるといった変化があったのですが、子供と接するうちに少しでも一緒に過ごす時間が欲しいと願うようになりました。そこで自宅に近い病院をリストアップしたところ、自宅からも比較的近く、さらに地域医療を大切にしているという山内病院の方針に感銘を受け、こちらを目指すこととなりました。

Oさん:

専門学校卒業後、回復期専門の病院に入職。ここでは主に骨折や脳梗塞を、内部疾患を患った廃用症候群の方を対象にリハビリを行っていました。ある程度経験を積んでからは、老人会等にも出席をし、おじいちゃん、おばあちゃんを対象にした腰痛予防の講義を行うなど、通常のリハビリとは異なる今までにない仕事にも就くことができました。こうした仕事の影響からか、より地域の皆さんの役に立った仕事がしたいという気持ちが湧き立ち、転職を決意することとなりました。そうした中、山内病院が地域密着型の医療に注力していることを耳にし、入職を決意した次第です。

普段はどういった仕事をされているのですか?
Wさん:

理学療法士として、怪我や病気などで身体に障害を抱えている人たちに対し、基本的な動作能力の回復や維持を目的としたリハビリを行なっています。

Oさん:

作業療法士として、怪我や病気などで身体に障害を抱えている人たちに対し、日常生活で必要とされる基本的な動作ができるようサポートするリハビリと、患者さんの心のケアに関わる仕事をしています。

仕事の楽しさややりがいについて教えてください
Wさん:

実は山内病院近くで生まれ育った私にとって、この辺りはまさに地元。そのため、病院に訪れる患者さんの大半は同じ地元の方ということもあり、勝手に親近感が湧いています(笑)。そんなこともあり、地元の患者さんの回復に少しでも貢献することができることにとてもやりがいを感じています。また、患者さんから「ありがとう」と言っていただけることで、リハビリ担当をやっていて良かったという気持ちに駆られます。今後も少しでも患者さんの力になれるよう、さらなる知識と技術を身につける所存です。

Oさん:

一般的に、年齢が上がってゆくにつれ、治りは遅くなってゆきます。それならまだしも、人によっては治すことができず、現状維持に努めるしかない場合もあります。そうした中、患者さんの懸命な努力によってちょっとずつ回復の兆しが見えたときなどは本当に嬉しく、この仕事を選んで良かったなと本当に思います。この気持ちを少しでも感じられるように、今後も患者さんの力になるべく頑張ります。

最後にこのホームページをご覧になっている方にメッセージをお願いします
Wさん:

医療職である理学療法士や作業療法士にとって、専門的な知識は不可欠です。しかし、リハビリをする上においては、専門的な知識同等に対人関係に関わる能力が求められます。そのため、医師や看護師さんはもとより、患者さんとも円滑なコミュニケーションをとれることが一番重要であると考えています。

例えば、患者さんの中には気難しい方なども稀におり、中にはリハビリを受けたがらない人もいます。このようなとき、無理にリハビリをさせるのではなく、患者さんの気持ちを汲み取り、少しずつやる気を引き出せるようなコミュニケーションを図ることができる方と一緒に仕事がしたいと思っています。

Oさん:

シンプルですが、患者さんに寄り添うことができる人に目指してもらいたいです。「寄り添う」を言葉でいうには簡単ですが、実際には患者さんのそばにいるということだけでなく、患者さんの立場に立ってサポートするというのが正解だと思っています。そうした気持ちを心に持って、リハビリを行ってみたいと思う方はぜひ応募してください。仲間になって共に患者さんに寄り添ってゆきましょう!